旧神戸生糸検査所(KITTO デザイン・クリエイティブセンター神戸)
〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4
JR、阪急、阪神線三宮駅より南へ徒歩20分ほど。
竣工: 旧館・・・1927年(昭和2年) 新館・・・1932年(昭和7年)
設計は旧館が清水栄二。
新館は置塩章。
旧館、新館ともに地上4階、地下1階建て。
神戸の玄関口、神戸港の重要な施設として建設されました。
神戸生糸検査所は当時の日本の最重要産物であった輸出生糸の品質を保証する機関。
神戸税関、新港貿易会館と並び、新港突堤西地区を代表する歴史的建築物であり、近代産業化遺産です。
旧神戸生糸検査所は神戸市指定の景観形成重要建築物に指定されています。
こちらは玄関になります。
重厚で威厳のある独創的なデザインは外観だけでなく、内装にも取りいれられました。
玄関の上にあるのは生糸にちなんだ蚕(カイコ)の頭がモチーフになっています。
2008年度まで利用されていましたが、ポートアイランドへの移転で建物がどうなるかが危惧される中、神戸市長が買収。
現在「デザイン・クリエイティブセンターKOBE(KIITO)」として生まれ変わりました。
歴史的建造物を残し、生かし、新しい情報発信基地として利用されることは市民としても嬉しいことです。
デザイン・クリエイティブセンターKOBE(KIITO)
〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町 1-4
TEL: 078-325-2201
HP: http://kiito.jp/about/
デザイン・クリエイティブセンターKOBE(KIITO)はMクリエイターの創造的な活動を支援するための活動場所の提供や情報発信。
クリエイターを対象とした専門的なゼミやセミナー、市民を対象としたワークショップなどを開催しています。
旧神戸生糸検査所の中は、かなり広々としており、とても静かな空間です。
中には生糸検査で使われてた機械なども展示されています。