Archive for the ‘旧居留地の史跡’ Category

三宮神社

三宮神社

三宮神社

兵庫県神戸市中央区三宮町2丁目4-4

JR三ノ宮駅西口より約600m。徒歩で約10分程度。

三宮神社は大丸神戸のほど近く、オフィス街の中にひっそりと鎮座している神社です。

航海の安全と商工業の繁栄を守る神。

生田神社の八柱の裔神を祀った一宮から八宮までの神社の中の三柱目になります。

 三宮神社の表には「史蹟 神戸事件発生地碑」があります。

神戸事件

神戸事件とは、1868年(慶応4年)1月11日。

備前藩の隊列総勢450名と大砲方を率いた一軍が西国街道を東に向かって行進中、三宮神社の前にさしかかった時、沖に停泊していた外国軍艦の水兵数人が備前藩の隊列を横切りました。

その行為を怒った備前藩隊員がこれを制止しようと、フランス人水兵を切りつけ、負傷させたことが外交問題となり、一時外国軍隊が神戸中心部を占拠するまでに発展した事件を言います。

この際、第3砲兵隊長の滝善三郎が命令を下したとされています。

 

上記写真の「神戸事件概要」の内容は以下の通り。

「神戸開港早々の明治元年正月十一日。尼崎出向を命ぜられた岡山備前藩の隊士の行列が三宮神社前を通過するとき、神戸沖に停泊中の外国軍艦の乗組員数名が行列を横切った。

隊士の滝善三郎正信は日本の風習がもとで外国兵と備前藩士の一行との間に砲火を交える騒ぎとなった。

その結果、神戸の街は外国兵によって一時占拠されてしまった。

同月十五日東久世通禧は勅命で神戸へ来て、明治維新で天皇新政となったことを初めて外国側に知らせ、同時にこの事件について交渉をした。

結局、滝善三郎正信は責任を一身に負い、外国人代表ら立会いの面前で切腹して、問題は解決した。

また、境内には その当時のものと同型の大砲が置かれています。

三宮事件大砲

そして、奥には拝殿。

ビルが立ち並ぶ三宮の街中にありますが、境内に入ると静かな気持ちになります。

小さな神社ですが、平日の昼間でも参拝する人の姿が絶えない神社です。

三宮神社本殿

神戸海軍操練所跡碑

神戸海軍操練所跡碑

神戸海軍操練所跡碑

兵庫県神戸市中央区新港町 ドコモ神戸ビル前

神戸海軍操練所は江戸時代・文久3年(1863)3月、幕府海軍奉行並であった勝海舟は「この村に海軍の仕官育成の機関を建設したい。」と将軍家茂に直談判。

これにより幕府が神戸に海軍操練所を設立。

操練所は幕臣たちが学ぶ海軍の養成機関です。

これに隣接し、諸藩の志士を集めた「神戸海軍塾(勝塾)」が設置されました。

勝海舟に見出され、塾頭として入所し操船術を学んでいたのが坂本竜馬。

2年後の慶応元年(1865)に海舟更迭とともに神戸海軍操練所は閉鎖。

明治に入り、海軍操練所跡は税関に変わり、神戸港の発展が始まります。

在の神戸市中央区新港町周辺にあったと言われており、京橋筋南詰には神戸海軍操練所跡碑 が建てられています。

重さ10トンにおよぶイカリをモチーフにした碑がどっしり。

神戸海軍操練所跡碑の画像

一時期は阪神淡路大震災の影響もあり、撤去された状態になっていました。

平成13年11月に復活しました。

また、メリケンパーク内には神戸海援隊の碑が海に向かって建っています。

⇒ メリケンパークのページ

神戸海軍操練所跡碑のすぐ先は神戸港へと続いています。が海に向かって建っています。

神戸海軍操練所跡碑の前

神戸海軍操練所跡碑のすぐ隣に並んで建てられているのが「神戸電信発祥の地」碑。

神戸電信発祥の地
近畿電気通信局 佐々木卓夫書 と記されています。

1870年(明治3年)、この所に神戸伝信機局が置かれ 8月20日大阪との間に始めて通信が行われました。

 

神戸電信発祥の地

旧下水道管モニュメント

旧下水道管モニュメント

旧下水道管モニュメント

旧居留地下水道公開施設として円形管が展示されています。

この水路は明治5年(1872年)ごろに造られたもの。

卵形管と円形管の2種類で、南北道路に沿って敷設されたといいます。

イギリス人土木技師J.W.ハートの設計のもとに設計された下水道は、近代下水道としては横浜と並んでわが国で最も古いものです。

旧居留地15番地・居留地時代に築かれた下水道施設。

旧居留地では1872年頃に作られたレンガ製の下水管が現在でも雨水幹線として使われています。

旧居留地十五番館」の東側にある浪花町通と大丸神戸店の東側にある明石町筋には当時の5%に相当する約91mが今も道路の下に埋まっています。

旧居留地を散策していると、突然街中に現れるこの下水道管の展示施設。

気をつけて周りを見ていないと、気付くことなく通りすぎてしまいそうです。

目線を下げると昔の煉瓦がそのまま残っており、時代を感じさせてくれます。

こちらは卵形管 縦の断面。

旧下水道管モニュメント断面

この旧居留地下水道公開施設は国の登録有形文化財に指定されています。

さらに、土木学会選奨土木遺産にも選出されています。

土木学会選奨土木遺産とは、土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的として、平成12年に認定制度を設立。

薦および一般公募により、年間20件程度を選出されているものです。

旧下水道管モニュメントプレート

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