Archive for the ‘レトロビル番外編’ Category

旧神戸瓦斯本社ビル

旧神戸瓦斯本社ビル

旧神戸瓦斯本社ビル

(写真:2013年撮影)

残念ながら、老朽化のため2014年に解体。(歴史ある建物デザインを踏襲したマンションが建設される予定)

所在地 : 〒650-0025 兵庫県神戸市中央区相生町5丁目13‐10

竣工 : 1937年(昭和12年) 地上5階、地下1階建て

設計 : 渡辺 節

 

JR神戸駅より500m。徒歩で約7分程度の場所にあります。

旧神戸瓦斯本社ビルは昭和20年に大阪ガスと合併し、現在は大阪ガスの事業所(大阪ガス新開地ガスビル)として使用されてきました。

旧神戸瓦斯本社ビル(大阪)

しかし、残念ながら旧神戸瓦斯本社ビルは解体されることが決まりました。

現在所有する大和ハウス工業が分譲マンションを建設することが決定しています。

旧神戸瓦斯本社ビル外壁

旧神戸瓦斯本社ビルは丸みを帯びたモダンな外観が印象的な建築物。

阪神淡路大震災にも耐えた重厚な造りだけでなく、幾何学模様のデザイン、市松模様のタイル、らせん階段など当時の最先端。

後世に残して行きたい。

地元住民だけでなく、日本建築学会が旧神戸瓦斯本社ビルの保存を求めて、大和ハウスへ要望書を提出したという経緯がありましたが、解体は決定。

しかしながら、歴史的価値・文化的価値が高い建築物なだけに、マンションには印象的な外観の一部を継承することが決まっています。

旧神戸瓦斯本社ビル入り口

新開地に行くと、あることが当たり前だった旧神戸瓦斯本社ビル。

残念ながらなくなってしまいましたが、解体される前にこうして写真におさめることが出来て良かったと思います♪

昔の面影を少し垣間見ることができるそんなデザインのマンションが誕生することは嬉しいと思います。

旧神戸瓦斯本社ビル2

現在では珍しい丸い外観に、連続した窓が連なる旧神戸瓦斯本社ビルは大好きな建物の一つでした。

マンションが完成したら、また訪れてみたいと思っています。

石川本社ビル

石川本社ビル(旧東京倉庫兵庫出張所)

石川本社ビル

所在地: 652-0833 兵庫県神戸市兵庫区島上町1-2-10

TEL: 078-681-1201

竣工: 1905年(明治38年)

構造: 煉瓦造り1階

設計: 曾禰達蔵

 

石川本社ビルは明治38年に、三菱倉庫の前身である東京倉庫兵庫出張所として建設されました。

兵庫港の程近くにあるこの煉瓦造り、街を歩いているとひと際目立つ重厚感のある建物です。

建物は煉瓦造りで、平屋建て。

新川運河沿いに唯一残っている明治時代の煉瓦造りの建物です。

正面玄関の繊細な装飾や、今現在の綺麗な状態で続いている外観がとても素敵です。

地域の住民からは島上町の赤煉瓦として親しまれており、味わいのある赤煉瓦が当時と変わらず保存されていることが印象的です。

また、この石川本社ビルは神戸市景観形成重要建築物にも指定されています。

石川株式会社は小麦粉、砂糖、食用油脂、米穀、その他食品類の卸売や容器を製造している会社です。

 

石川本社ビルの正面玄関前の歩道には賀川豊彦の生誕地のモニュメントが建てられています。

賀川豊彦生誕の地

賀川豊彦は、大正・昭和期のキリスト教社会運動家、社会改良家。後に神戸購買組合(灘神戸生協を経て現・コープこうべ。日本最大の生協)を設立。神戸生協の創始者として知られています。

メリケン船客待合所

メリケン船客待合所(メリケン亭)

メリケン船客待合所

メリケン亭

〒650-0042 神戸市中央区波止場町2-7 メリケン船客待合所内
営業時間: 午後6時〜10時
定休日: 不定休
HP: http://hatoba.p1.bindsite.jp/kobe/cn8/pg51.html

メリケン亭

中に入ってみたかったのですが、夜だけの営業のため開いていませんでした。

港にある酒場といった雰囲気なのでしょうか。

かなり広さもありそうです。

海側から撮影した写真はこちらです。

レンガの赤と白のコントラストが目を引く建物です。

メリケン船客待合所壁面

メリケンパークの東側にはレンガ造りの建物があります。

かつて、海上バスの待合所として作られた「メリケン船客待合所」。

待合所が閉鎖後は「メリケン亭」としてお酒を楽しめる場となっています。

ちょうどメリケン亭の隣にあるのが、目印ともなるフィッシュダンスです。

フィッシュダンスは高さ22mの巨大な鯉のオブジェ。

フィッシュダンス

メリケンパークの東側入り口すぐにあるオブジェは大きくて目を引きます。

昔はもっと綺麗でした。ほんと、綺麗だったんですけどね・・・

どうしてこんな姿になってしまったのか、神戸市民としてとても残念に思います。

せっかくのオブジェなので、サビだけでも何とかお手入れしていただきたいなぁと思います。

ただ、1999年にサビ止めを施す際に管理担当者がピンク色に塗り替えてしまった・・・ということがありました。

しかも、目玉まで描がかれており、フランク・O・ゲーリー氏は「侮辱された」とコメント。

市民としてもショックな話でした。

フィッシュダンスとは

オブジェ「フィッシュダンス」

1987年4月、メリケンパークの竣工に合わせ、商業施設「フィッシュダンスホール」が鯉川の川尻に位置するこの地に建設されました。

そのオブジェは鯉をモチーフに、鯉が踊っている姿をいきいきと表現したものになっています。

オブジェはアメリカの建築家、巨匠フランク・O・ゲーリー氏がデザインしたもので、安藤忠雄氏監修により製作されました。

高さ22m、チェーンリンクメッシュで作られています。

建物本体は、とぐろを巻く蛇をイメージしたものでメタルパネル被覆と外壁を銅版で覆ったスパイラルタワー構造となっています。

(フィッシュダンス案内板より)

 

神戸地方裁判所

神戸地方裁判所

神戸地方裁判所画像

〒650-0016 兵庫県神戸市中央区橘通2丁目2−1

TEL: 078-341-7521
HP: http://www.courts.go.jp/kobe/

JR神戸駅から北側へ500mほどの場所にあります。

竣工: 1904年(明治37年)  赤煉瓦の3階建ての庁舎。
設計は河合浩蔵。

竣工: 1991年(平成3年)    赤煉瓦の建造は残し、上部がガラス張りに改築されました。
設計は神戸営繕事務所。

神戸地方裁判所正面

赤煉瓦の素晴らしい外観が勿体なく思えてしまう取ってつけたようなというか、継ぎ足したというか・・・

せっかくの重厚さがガラス張の上部に押されてしまいちょっと残念な印象。

違和感を感じてしまいます。

歴史的建築物としての評価が低い、中途半端だといった市民の不評の声が聞こえるのはとても残念です。

旧居留地の建造物や北野町の異人館と比べ、知名度は低いといわれますが、テレビなどでこの赤煉瓦+ガラス張りの庁舎を見かけたことがある人は多いのでは?と思います。

神戸地方裁判所

ただ、威厳を見せる重厚なドイツ風建築はやはり圧巻。

明治時代の建造物とは思えないほど状態が良く、綺麗に保存再生されています。

赤と白のレンガによるコントラストは明治の香りを感じるデザインは目を引きます。

神戸地方裁判所には今までお世話になったことがないため、中には入ったことがありません。

中の様式がどのようなものがとても気になります。

みなと元町駅

みなと元町駅

みなと元町駅

神戸市中央区栄町通四丁目

神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」の1番出入口。

旧第一銀行神戸支店の壁面がそのまま使われています。

まるで美術館のような素敵な佇まいは駅だとは思えない美しさです。

ただ、残っているのは外壁のみです。
入り口をくぐれば、青空が見える状態になっています。

みなと元町駅画像

 

旧「第一銀行神戸支店」の外壁

第一銀神戸支店の外壁

この赤レンガの外壁は、明治41年、わが国最初の建築家として知られる、辰野金五博士の設計により建築された旧「第一銀行神戸支店」の外壁です。

レンガの赤地が御影石の白で縁取られたコントラストの鮮やかなデザインは「辰野式」とも呼ばれ、赤レンガの東京駅とともに博士の円熟した時代を彷彿とさせる数少ない遺産です。

建物は、昭和60年まで20年間大林組神戸支店として使われていました。

平成7年1月17日の阪神淡路大震災で大きな被害を受け、全面取り壊しも検討されましたが、神戸市、まちづくり協議会、建物所有者の大林組が協議し、歴史的景観の保全を図る意図から南と西の二面の外壁を残すとともに、平成13年7月に開業した地下鉄海岸線「みなと元町駅」の出入り口として新たな機能を持つことで生まれ変わりました。

戦災・震災といった幾多の困難と足かけ2世紀にまたがる星霜を乗り越えた明治のレンガ壁が、新たな生命を得て“ミナト神戸”のシンボルの一つとしてこれからも生き続けて欲しいと思います。

平成13年10月14日 大林組
本外壁は平成13年10月14日「鉄道の日」に「近畿の駅百選」に選ばれました。

 

東側にあるのはエレベータの乗り口です。

エレベーターに乗る・・・とは思えないほど、重厚感のある造りに驚きます。

みなと元町駅エレベーター

そして、1番出入り口を通り抜けると・・・

こんな感じです。
空も見えるし、外とのギャップを感じます。
レンガ造りは外壁だけなので、いきなり現代に引き戻されたような、妙な感覚にとらわれます。

みなと元町駅看板

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