Archive for the ‘旧居留地レトロビルヂング’ Category

神戸郵船ビル

神戸郵船ビル

神戸郵船ビル

〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通1番地

メリケン波止場のすぐ近く、国道二号線とメリケンロードに面した場所に建つ神戸郵船ビル。

竣工: 1918年(大正7年)     地上3階建ての歴史的建造物。

設計は曾禰・中条設計事務所。

旧日本郵船神戸支店として建設。

しかし、1945年(昭和20年)の神戸大空襲により消失。

竣工時にあったドーム屋根は失われてしまいました。

1994年に耐震補強工事され、翌年1995年の阪神淡路大震災に遭うも、大きな被害が無く乗り越えたビル。

神戸郵船ビル正面

現在、神戸郵船ビルはビル名に留められ、テナントビルとなっています。

1階には紳士服店、2階以上は貸し事務所です。

また、神戸郵船ビルの壁面にはこんなプレートが掲げられています。

神戸日米協会80周年記念

ON THIS SITE JULY 1863
WAS ESTABLISHED THE FIRST
AMERICAN CONSULATE IN KOBE

1863年7月(明治元年)この場所において
神戸で最初のアメリカ領事館が開設されました。
兵庫県神戸市中央区海岸通1丁目1-1
神戸日米協会 創立80周年記念(1988年)

 

1階には紳士服「GRAND-BACK」があります。

TEL: 078-393-3344郵船ビルGRAND-BACK
HP:http://www.grand-back.jp/index.html
外観同様、店内も落ち着いた雰囲気のお店です。

この郵船ビルの南側、国道2号線を挟んだ向かい側を見ると、味のある碑が見えます。

交差点の角に建つ、こちらが「メリケン波止場の碑」です。

メリケン波止場の碑

道路側に下記のように記されています。

「昔なつかしメリケン桟橋
ころは明治のはじめ
ここに小さな突堤があり
その先に浮き桟橋があった
近くにアメリカ領事館があったので
人びとはアメリカ桟橋をなまって
メリケン桟橋と呼ぶようになった
のち、神戸港は出船入船が繁くなり
世界的に発展したので
その玄関口として
長い立派な突堤を築いた
世人は、ここを神戸の名所と一つとして
メリケン波止場と呼んで親しんでいる 」

海岸ビルヂング

海岸ビルヂング(旧三井物産神戸支店)

海岸ビルヂング

〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通3番地。

竣工: 1919年(大正8年)   地上3階建て

設計は河合浩蔵氏。

竣工から100年近く。時代を超えた神戸を代表する歴史的建造物。

国の登録有形文化財に指定されています。

 

1955年(平成7年)の阪神淡路大震災で全壊。

改修工事の際、美しい模様の外壁を保管。

同じ場所に再建された高層ビルの低層部に保管していた外装を再構築されて建てられた新旧がひとつになったビルに生まれ変わりました。

修竣工 は1998年(平成10年)、改修後は地上15階建てとなっています。

海岸ビルヂング画像

 

海岸ビルヂングプレート

かつてカーン式という特殊な工法で構築され、平板化されたペディメントや幾何学的装飾、キーストーンのなどセセッションの影響を強く表現している外壁は、震災による再建に際して、元の石材を再利用するかたちで復元保存されました。

設計は河合浩蔵が手がけ、自らこれを「現代式」と名づけています。

建物の全体としての構成は旧来の様式建築のものですが、東面、南面の中央最上部はパラペットを一段上げ、そこに唐破風曲線を用いるなど和風の要素も混入しているのが注目されます。

海岸ビルヂング玄関

細部にまで美しい幾何学的な装飾が施されています。

また、年代を感じる大きな扉も目を引きます。

正面は石造りですが、裏面に回ると年代モノの赤いレンガ造りが現れます。

古い煉瓦がそのまま残っているのが素敵です♪

海岸ビルヂング裏外壁

 

神港ビル

神港ビル

神港ビル

〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通8番地

竣工: 1939年(昭和14年)  川崎汽船の本社ビル、地上8階、地下1階のビル。

設計は木下益次郎氏。

日本の三大海運会社に数えられた川崎汽船の本社所在地となっており、現在も賃貸オフィスビルとして利用されています。

神港ビルの一番の特徴は屋上の塔屋ではないでしょうか。

アールデコ調の装飾が美しいガラス張りの塔になっています。

高くそびえる塔は何処から見ても目を引くビルの象徴といえます。

夜間はライトアップされ、より美しい塔を見ることができます。

神港ビル棟屋

神港ビルは経済産業省が認定している文化遺産「近代化産業遺産」に認定の建造物。

旧居留地8番

大きく奥行きのある神港ビルにはいくつもの入り口があります。

現在もオフィスビルとして利用されているビル内部はいまもとても綺麗です。

石造りの階段や廊下、壁面は時代を感じながらも新鮮な趣きがあります。

仕事でこちらの事務所を訪れる際はいつも羨ましく感じていました。

今の新しいビルとは違いゆったりとした空気が漂っているように思えます。

単なるレトロ感ではない、本物の時を感じることできるクラシカルな内装にわくわくします。

旧居留地の中でもレトロビルはショップなどで利用されていることが多く、オフィスビルとして利用されていることは珍しいようです。

神港ビルドア

神港ビル内

夜間のライトアップは日没から22時まで。

昼間と違ったビルの雰囲気を楽しめます。

お隣のチャータードビルと並べて見るのも素敵です。

海岸通のこの界隈はライトアップされているビルが多く、神戸の夜景スポットのひとつになっています。

神港ビルライトアップ

チャータードビル

チャータードビル(旧チャータード銀行ビル)

チャータードビル

所在地: 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通9番地

旧チャータード銀行ビル神戸支店はアメリカの建築家・Jay Hill Morganの設計。

竣工: 1938年(昭和13年)   地上4階建てビル。

神戸を代表する海岸通の近代建築の一つとなっています。

旧居留地9番

海岸通を歩いていくと、目に飛び込んでくるのがチャータードビルです。

ビル正面にはどっしりとイオニア式列柱が配置され、とても重厚な印象を受けます。

イオニア式とは古代ギリシャ建築における建築様式のひとつです。

トロな木製の4枚式回転度扉は残されています。

また、内部には大きな吹き抜け、前面に大理石が使用された英国の銀行らしい豪華で美しい装飾が施されています。

チャータードビル外壁

美しい石造りの外観は神戸のランドマーク的存在。

元銀行のあった1階には現在、リノベーションしたカフェ「E.HBANK」があります。

こちらは神戸では珍しく深夜まで営業しているカフェです。

E.HBANK(イーエイチバンク)

TEL: 078-331-6553
HP: http://www.equiv.net/_07_ky/ky027.html
営業時間: 月曜~土曜 11:30~翌5:00、日曜・祝日 11:30~翌3:00
定休日: なし

木製の回転扉を押すと天井は8m(3階建ての高さ)もある吹き抜けの空間。

外観との印象がそのままの内装は大人の雰囲気を楽しめるカフェレストランとなっています。

落ち着きがあり、居心地のいい店内はゆっくりとランチやカフェを味わうことが出来ます。

私にとって嬉しいのはランチタイム(11:30~15:00)が禁煙であることですね♪

⇒ E.HBANK(イーエイチバンク)

 

チャータードビルの2階、3階には結婚式場とフレンチレストランの「ザ・チャータードスクエア」があります。

THE CHARTERED SQUARE

TEL: 078-321-0112
HP: http://www.tcs-kobe.com/
営業時間: 11:30 ~ 14:30、17:30 ~ 22:00
定休日: 火曜日

ロハスなフレンチが楽しめるフレンチ。

ちょっと贅沢な気分を味わえるレストランですが、ランチなら手が届きそうなお値段です。

お昼のコースなら¥2500-からあります。

レトロビルで非日常感を堪能してみてはいかがでしょう♪

ザ・チャータードスクエア

高砂ビル

高砂ビル

高砂ビル

〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町100番地

TEL: 078-331-0725
開門時間: 8:30~21:00
HP: http://www.100ban.jp/

竣工: 1949年(昭和24年)    株式会社 高砂商行が建てた7階建てのビル。

元は倉庫として利用されていました。

江戸町100番地に建っていることから、ビル壁面に大きく「100BAN」の文字が見えます。

現在、洋品雑貨や音楽・ダンススタジオなどの個性的なお店が入っています。

そのほか、イタリアンレストラン、英会話スクール、タレントプロダクションなども。

2階にはギャラリー”髙砂小径”(たかさごこみち)があり、若きクリエイターたちの作品を不定期で展示開催されています。

北スペースと南スペースに展示室があります。

こちらのギャラリーは出展料は無料。

高砂ビル入り口

ビル入り口には各店舗のディスプレイなのか、雑貨のようにずらりといろんなものが並んでいます。

何か面白そうなものがありそうな・・・中に入ってみたくなるおもちゃ箱のような雰囲気が漂っています。

高砂ビル前

また、趣のあるビルであることから、映画などのロケ地としてもよく利用されています。

北野武監督・ビートたけし出演作品2009年公開『アウトレイジ』は高砂ビル4階の402号室内で撮影が行われました。

現在は『アウトレイジ』の撮影場所を再現し、公開中です。

入場料: 無料
見学時間: 10:30〜19:00

高砂ビル内

神戸市立博物館

神戸市立博物館

神戸市立博物館

〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町24

TEL: 078-391-0035
HP: http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/main.html

入館料: 一般  200円、 高大生 150円、 小中生 100円
(特別展が開催されていない時の入館料です)

開館時間: 午前9:30~午後5:30(入館は午後4:30まで)
特別展により変更の場合あり

休館日: 月曜日(国民の休日・振替休日の時は翌日)、年末年始、その他休館日
詳細はHPのカレンダーにてご確認ください。

竣工: 1935年(昭和10年)   横浜正金銀行として建設されました。

戦後に東京銀行神戸支店として利用され、その後、移転に伴い神戸市の所有となり神戸市立考古館として使用。

1982年(昭和57年)に増改築され、神戸市立博物館として生まれ変わりました。

設計は建築家・桜井小太郎の最後の作品。

国の登録有形文化財、および近代化産業遺産として指定されています。

神戸市立博物館外壁

博物館での展示、特別展示を楽しみに来館する人も、この石造りの重厚な建造物の雰囲気に一層気分が高まるのではないでしょうか。

館内は3階建て。

入ってすぐの広いエントランスホールから3階までのびる石の階段は優雅な気分にさせてくれます。

様々な特別展が開催され、何度も訪れたくなる博物館です。

神戸市立博物館窓

日本真珠会館

日本真珠会館(神戸パールミュージアム)

日本真珠会館

650-0031  兵庫県神戸市中央区東町122 1階
TEL: 078-331-4031

JR三ノ宮駅下車、南へ約1km。
徒歩で約12分。

竣工: 1952年(昭和27年)    日本真珠会館設立委員会により建設されたビル。

建設にあたり、日本発のべネシャンブラインド・全自動式エレベーター・全館蛍光灯といった戦後の最新鋭の設備で、竣工後まもなく昭和天皇・皇后が訪れてます。

モダニズム建築の秀作として高く評価されており、近代化産業遺産および国の登録有形文化財に登録などにも定められています。

しかし、外観を見るとかなり痛みが激しいよう見えます。

レトロ・・・とは言い難いような印象を受けます。せっかくの建物が何だか勿体無い…

神戸パールミュージアム

神戸パールミュージアム

HP: http://www.japan-pearl.com/museum/index.html
開館時間: 10:00~17:00
入館料: 無料

2008年(平成20年)に日本真珠会館の1階ロビーを「神戸パールミュージアム」としてオープン。

真珠をテーマとする博物館となっており、真珠のなりたちの紹介、模型や実物品の展示をしています。

真珠の展示品がいくつも並び、ため息がでそうなほど美しいものばかり。

中でも目を引くのが、中央に展示されている「一万粒の幻想的な輝きパールツリー」です。

3ヶ月かけて、約10000粒の真珠を一粒ずつ手作業 連ねたオリジナルツリー。

上下からライトアップされたツリーは、まるで巨大なシャンデリアのようです。

パールミュージアムツリー

 

神戸パールミュージアムでは不定期ですが、真珠を使用した製作体験なども行われています。
観光の際に、自分だけのオリジナル作品を作ってみるのも素敵ですね♪

 

一万粒の幻想的な輝き
パールツリー一万粒の幻想的な輝き
パールツリー

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